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感覚統合の視点から子どもの行動を理解しよう

『WAM学童保育作業療法士全国モデル事業』の報告会が、2018年1月28日

南風原町役場で行われました。

この事業は全国各地に学童保育と

作業療法士の連携モデルを広げていく

活動です。岡山県の糸山智栄さん

(https://www.facebook.com/chie.itoyama.1?fref=gs&dti=156107411591339&hc_location=group_dialog)

が中心となって多くの作業療法士や他機関が連携して活動しています。

今回、ゆいまわるの私達も講師としてお呼びすることが念願だった

奈良県の作業療法士

高畑脩平先生の講師講演内容をまとめてみました。

高畑先生は平成24年から奈良県で

保育園を中心に活動をしています。

人の健康は、

やってみよう! − チャレンジ&試行錯誤 − できた!

のサイクルが健康の維持になります。

この健康に大切な「できた!」の実感を受け取れないとき,作業療法の出番です。

老若男女、障がいがあるなし関係なく、その人が生活の中で「できた!」と思えることを叶えることが,私達作業療法士の役割です。

子どもの行動理解を2つの視点から話をして

いただきました。

まず一つ目は「脳の仕組み」です。

《脳の仕組み》-------------------

脳幹は、覚醒や目覚めの部位であり、

自律神経系(呼吸や汗をかく)等の生きるために必要な機能を果たしています。

生活上で、ぼーっとしている場合に、この部位も視野に入れて見ていきます。

大脳辺縁系は、情緒(感情の起伏、意欲等)に影響している場合もあります。

大脳新皮質は、認知や思考、言葉、学習面で、行動から理解することもあります。

2つ目は「感覚統合の理論」です。

《感覚統合理論》-------------------

人は外部の情報を得る際に、五感(視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚)と固有覚、前庭覚等があります。

感覚の受け取り方は人によって差があります。しかし,それがすべて生活の「問題」となるわけではありません。

例えば,「視覚」

「視力が低い」ということは,他人に理解されやすく(多くの人が同じ悩みを持ちやすいため)その場合は、コンタクトや眼鏡を使用するなど,代償して生活に問題とならないような方法が沢山あります。でも,わかりにくい感覚や,その感覚に課題を感じる人が少ない少数派の悩みの場合はなかなか理解されず,生活の支障をきたさない道筋が未だ出来上がっていないようです。

固有感覚とは腕や足をどのくらい動かしたのかを感じる感覚です。

生活の中では、段差を見なくても階段が上り下りができたり、

ペットボトルの分量を見なくてもわかることができます。

この感覚がわかりにくいと、日常生活でも目で見て

確認することが多くなるために不便です。

前庭感覚とは加速や回転、傾き、高さ、重力等を感じる感覚です。ジェットコスターを好むか、苦手かで感覚感度の程度が分かります。

生活の中では、居眠りをしている時、

頭の傾いたのを無意識に感じて、まっすぐに戻すことに役立っています。

右の写真は、頭の上に本を置くことで重力を感じやすくしています。閉眼で立つ時には本を置いた方が私は立ちやすかったです。

高畑先生の話は分かりやすく、保育や教育に関わっている方々も含め、

「アハ体験」をたくさん感じたことでしょう。

高畑先生は、この「アハ体験」を通して、

保育士や子どもに関わる方々に子どもたちの困っていることを感じてもらうことで、

保育園での問題行動を理解する関わりをしています。

子どもたちの「やってみよう!」と挑戦し「できた!」を保育園生活で

十分に満足できるように、保育士と話し合います。

身体や作業活動の特性を分析できる作業療法士と、

保育園での活動提供のアイディアが豊富な保育士と連携することは、

子どもたちの安心して成長できる支援に、つながると思っています。

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